ライズプランニング独自の研修システム
当社の研修のポイントとしては、ネット上で行っています。
講師は、現役のディレクターです。
講師であるディレクターから、メールで課題を送りますのでそれについて回答をしていただきます。
メールでやりとりしていただきますので、空いた時間を使うことができます。
ただ、課題に対して回答するだけではなくて、現役のディレクターと、直接やりとりしてもらうことで、みなさんが抱えている、仕事への不安や、イメージできない職場環境や人間関係についても、質問していただけます。
みなさんが配属される場所は、ディレクターとは別かもしれませんが、ベテランのディレクターも、ADを経験し、ADとして初めて配属された日のことは明確に覚えていますから、自分の経験を踏まえて、教えてくれます。
また、先輩とメールでやりとりすることで、自然に、目上の人への配慮ができるようになります。
仕事の場でのディレクターたちは緊張感を持って仕事に取り組んでいるため、時には話しかけにくいと感じることもあるでしょう。
ですが、みなさんがテレビ業界で活躍してくれることを先輩たちは願っています。
仕事場では、どう気を回せばいいのか、少し言い回しを工夫することが身を助けます。
また、周りへ報告する、連絡する、相談する、と自分から発信することが多い仕事です。
どう伝えると相手がきちんと受け止めてくれるのか。
仕事の基本の「き」を身につけてもらう研修となっています。
ライズプランニングの新卒研修について
新卒向けの研修のテーマは、2つあります。
一つは『情報を収集する』こと。もう一つは『書くこと』です。
学生の皆さんは、情報収集はネットで行っているでしょう。
検索してトップに出てきたページを見ている方が多いと思いますが、その情報が正しいのか?正しくないのか?を疑って、関連記事や書籍まであたる人はいないと思います。
ネットでの情報は匿名が多く、その情報の出所がはっきりしていないものが多くあります。テレビで流している情報については、正しくなければなりませんし、出所がはっきりしていなくてはなりません。
その情報収集のやり方について、学ぶところからスタートします。
手間もかかります。ですが、その基本を理解し、自分で使いこなせるようにならなければ、テレビ制作はできません。
そして、集めた情報を、自分の思い描く企画にしたてていくには、相手に伝わる文章が書けなければなりません。皆さんは大学のレポートや論文で文章を書くことに慣れていることでしょうが、それは、すでに出版されていたり、発表されていたりしているものの寄せ集めになっていませんか?自分の想いを自分の言葉で書く。相手に思いを伝えるように書く。自分の言葉でもって表現しなければ、相手には伝わらないのです。自分の熱量を表現するのに、文章のうまい、下手というのはありませんが、熱い思いをそのままぶつけてしまっては、相手には伝わりません。
撮影のやり方、編集の仕方というのは、技術的なことであって、実際に自分で機材に触れることで身についていきます。
情報の集め方、考え方、書き方というのは、基本中の基本で、私たちの会社では、ここから研修をスタートしています。
具体的な研修の内容
- 研修内容その1
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弊社に所属している全国のディレクターとマンツーマンで課題のやり取りをメールで行います。
担当ディレクターから課題が送られてきますので、設定した期日内に回答を返信していただきます。
課題は8あります。
日本語の基本となる「てにをは」「尊敬語」などが使いこなせているかどうか、自分の好みや考えを相手への押しつけになっていないか、みなさんの経験や日常生活、住んでいる地域からどうやって企画のヒントを拾い集めるのか、など、8の課題を通して発見していきます。それぞれ、正解はありませんし、皆さんの能力を判断するものではありません。
研修をこなした新卒の方々からは、- 「論文やレポートで慣れていたつもりでも、表現する難しさがあった」
- 「普段つかっている言葉を意識したことがなかった」
- 「テレビの表現は自分が思っていたよりも細かいことを知った」
など伺っています。
なにより、現役のディレクターとのやりとりが楽しいと言ってくれています。
ディレクターたちは、仕事や家庭の隙間の時間を工夫して、解答していますが、ディレクターたちも研修を楽しんでいます。
楽しみながら、情報の集め方、伝え方の基本の「き」を身に着けていきます。 - 研修内容その2
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社会人としてのマナーを教えていきます。先輩社員を講師として、
あいさつや名刺の渡し方、電話応対、業界用語など先輩社員を講師として
学んでもらいます。
研修スケジュールの例
研修スケジュールは下記のようなイメージです。
- 10月:メール研修開始 (全8課題)研修期間は2~3か月程度
- 12月~翌年1月:社会人マナー、業界用語研修